ベル通信 Vol.022【2017年5月号】

    院長からのごあいさつ

    天気に恵まれた今年の五月の連休も終わりました。
    連休明けには五月病になる方もいる様です。新しい環境への不適合が原因とも言われています。

    瀬戸市・尾張旭市では、産後健診に係る費用の助成が始まりました。産後うつの予防や新生児への虐待予防に、産後早期から母親のメンタルヘルスケアに係る必要性が指摘されている為です。初産の方だけでなく、経産婦の方も上の子がいると言う関係性の変化により体調を崩してしまう方も見えます。パートナーの理解と協力はもとより、当院もメンタルケアの専門家や行政など他業種との連携を密にしながら、健やかな育児のサポート体制をより良いものにして行きたいと考えています。

    当院では母乳外来、はり灸マッサージ、フィットネス、産後入院など様々な方法で産後ケアを行っていますので、どうぞご利用下さい。
    (鈴木まさし)


    happybaby00

    2017年4月にクリニックベルで誕生した赤ちゃんをご紹介いたします!

                     ※ 許可を頂いた赤ちゃんの写真のみを掲載させて頂いております。


    mamakoe002

    【入院中】
    ・なかなかお産が進まず、促進剤や帝王切開の話も出る中、無事自然分娩で出産することができました。
    ぎりぎりまで希望を優先してくださりありがとうございました。スタッフの皆さんに沢山声かけ、指示をいただきながら記憶に残るお産ができました。痛みと恐怖はありましたが、無事産まれてきてくれたときの感動は大きく、大変だけど ”いいお産” だったなと思います。

    ・病院食が大変美味しく、毎回の食事が楽しみでした。

    ・スタッフの方が本当に温かく、明るい雰囲気のナースステーションのおかげで眠い授乳も苦にならないほどでした。


    kouzyou
    入院中の方を対象に『Facebookについて』のアンケートを実施させていただきました。

    「当院のFacebookを見たことがありますか?」の問いに対し、見たことがあると答えた方は36%、見たことがないと答えた方は64%でした。
    Facebookを見たことがない方の77%は、「ベルのFacebookがあることを知らなかった」と答えており、皆様に認知されていない、PR不足であることが分かりました。
    「今後Facebookに載せてほしい内容」については、①産後ケア、②スタッフについて、③病院食メニュー紹介の順に多く、次いで④院長のつぶやき、⑤よく受ける質問でした。

    アンケートの結果をもとに、Facebookとベル通信の過去のバックナンバーを、院内待合ロビーに置きました。来院の際に、是非ご覧下さい。
    その他改善策・内容につきましては、ただいま委員会にて検討しております。決定次第ベル通信でご報告していきます。


    chiebukuro

    妊娠中のマイナートラブル(腰痛)

    マイナートラブルとは、妊娠によって起こる不快な症状のことをいいます。
    身体の生理的変化や心理的変化によって不快症状が現れますが、医学的には異常はなく、特に治療を必要としません。今回は妊婦の約50~80%に現れるマイナートラブル『腰痛』についてお話します。

    腰痛の原因・症状
    姿勢性腰痛お腹が大きくなることで重心が前に移動し、
    バランスをとろうと後傾姿勢になることで起こります。   骨盤輪不安定症出産に備えてホルモンが分泌され、
    その影響で骨盤を支える関節や靭帯が緩むことで起こります。

     ≪骨盤輪不安定症の症状≫
    ・仙腸関節痛:骨盤、太ももの裏、おしりに持続的な鈍痛がある。
    立位や座位、階段の昇降などで痛みが増強し、横になると痛みが軽減する。
    ・恥骨離開 :恥骨部に鋭く刺すような痛みやズキズキする痛みや、きしみが生じる。
    歩行や階段の昇降、椅子からの立ち上がり、寝返りなどの動作が困難となる。

    予防・対策
    ・過度な体重増加は腰に負担がかかるため、腰痛が増強する原因になります。
    バランスの取れた食事を心がけて、体重をコントロールしましょう。

    ・ヒールの高い靴は腰への負担が大きいため、ヒールの低い靴を履きましょう。
    (平らな靴よりも2~3cm位の太めのヒールがある方が、
    後傾姿勢になるのを予防でき、腰への負担が軽減されます)

    ・足を組むと血液循環が悪くなるばかりでなく、骨盤の歪みや腰痛が増強するので気をつけましょう。

    ・重たい荷物や子どもを抱っこする時は、片膝を床につけてから
    ゆっくり持ち上げると腰への負担が軽減されます。

    鍼灸や入浴などをして血行を良くし、筋肉の疲労を取り除きましょう。
    ・自分に合ったサイズの骨盤ベルトを使用しましょう。(ご希望の方はご相談下さい)

    ・運動不足による筋肉の衰えが腰痛の原因につながります。
    ヨガや腰痛体操、ストレッチなどの適度な運動をしましょう。


    腰痛は、多くの妊婦さんが抱える悩みのひとつですが、日ごろから心がけて行動することでトラブルを減らすことができます。
    まずは一つ、実践できそうなものから始めてみましょう!!