院長のごあいさつ
9月の上旬に、公立陶生病院勤務医師との地域医療懇談会を兼ねた瀬戸旭医師会学術講演会が、オンライン会議ツールZoomを使ったWEBで開催されました。例年近隣のホテルの会場を利用して行われていましたが、瀬戸旭医師会が決めた新型コロナウィルス感染症対策の方針で飲食を伴う会合を中止している為、当初は陶生病院を会場として懇談会を開催の予定でした。しかし陶生病院の事情も有り、開催の3日前にWEBでの開催に変更されました。オンラインでのセミナーへの参加には慣れて来ていましたが、Zoomを利用しての参加は初体験でした。中々便利なツールだと思いましたが、演者やセミナー参加者は聴講中はビデオ画面をオフにしている為、今までの顔の見える懇談会とは随分違いを感じました。質疑応答になると発言者のビデオ画像がオンになります。講演会では座長の医師が司会進行を取り仕切りますが、Zoom を使用した学術講演会は、座長の仕切りにテクニックが必要だと感じました。
来たる10月24日には、昨年9月に院内で「妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース」を開催・受講した際にお世話になった、中部大学生命科学部准教授横手直美氏、フィット・フォー・マザー・ジャパン理事長小林香織氏による「産後の女性に対する看護ケア〜メンタルヘルスの向上と疲労改善のエクササイズ〜」が、Zoomによるオンラインセミナーの形式で開催される予定で、当院も参加を許可されました。今後はこの様な形式で各会議が行われて行く事は想像に難く有りません。これを機に当院スタッフと少しづつ経験して行きたいと考えています。
9月中には2020東京五輪の開催の有無が決定される予定です。新しい技術を使った今まで見た事も考えた事も無い様な発想で開催出来れば、2021年はきっと素晴らしい年に成るかと夢想しています。
(鈴木まさし)
クリニックベルで誕生した赤ちゃんをご紹介します!
2020年7月生まれの赤ちゃん
2020年8月生まれの赤ちゃん
許可を頂いた赤ちゃんの写真のみを掲載させて頂いております。
【外来】
・わからないことや不安なことを質問しやすい雰囲気なので、安心して検診を受けることが出来ました。
お灸やヨガ等があることも、体を整えられて、ありがたいです。
・鍼灸は身体全体を診ていただけて、すごくオススメです!!
・病院内もとてもきれいで、通院中気持ちよく利用させてもらいました。
【入院中】
・入院中にお灸ができるのは、リフレッシュにもなって嬉しかった。
・出産時は写真かビデオを撮って頂いたり、へその緒を切ったりもでき、とてもいい思い出になりました。
出産後も授乳がなかなか上手くいかず不安でしたが、その度に親身になって対応して下さり、心強かったです。また食事も美味しく、清掃の方の対応もとても感じが良かったです。
・毎回、授乳室で指導が受けられるので、気になることや不安な気持ちを解消できました。本当に心強かったです!!
・食事がおいしかったです。妊娠中、つわりやコロナであまり外食やおいしいものが食べられなかったので毎回楽しみでした。
【外来】
・エコー動画をUSBに保存できる様なサービスが欲しいです。
スタッフより
当院では妊娠12週より腹部エコーを行っております。
その際ご希望の方には、赤ちゃんの成長をブルーレイディスクに録画しております。
ご希望の方は、初期化したブルーレイREディスクを持参して頂き、診察の際に医師へお渡しして頂くようお願い致します。
説明が行き届かず、申し訳ありませんでした。
【妊娠中の体重コントロールについて】
妊婦健診時の体重測定で「体重がすごく増えちゃって、どうしよう…」「増えた体重は元に戻るかな?」と思った経験があるのではないでしょうか。
体重の悩みは妊娠中に限らず、永遠のテーマですよね…
そこで、今回は『妊娠中の体重コントロールの必要性』についてお話しします。
【なぜ、毎回体重測定するの?】
胎児が母体で順調に発育するためには、母体がバランスのよい栄養を適度に摂取することが大切です。
体重測定は、栄養状態を判断したり、母体が妊娠・分娩時に異常を起こしにくくするための管理が目的です。
【なぜ、太り過ぎや、やせ過ぎはいけないの?】
Point → 妊娠中は体重が増えることばかりに目が向きがちですが、元々やせぎみの妊婦さんは、ある程度の体重増加が望ましいと言われています。「もともと太りにくくて…」という方も、焦らずゆったりとした妊娠生活を過ごしましょう!
【まずは、自分の適性体重について知りましょう!】
BMI(body mass index:体格指数)を測ってみましょう!
計算式) 体重(kg)÷ 身長(m)÷身長(m)
例:50kg ÷ 1.6m ÷ 1.6m = 19.5
【どうやってコントロールするの?】
① 食生活
バランスのよい食事を、3食規則正しく摂りましょう。
1日の中で食事量のボリュームは夕食がメインになりがちです。
しかし、妊娠中は 朝食 > 昼食 > 夕食 という感じで、食事の量を工夫するようにしましょう。
間食は菓子パンやスナック菓子は少量でも高カロリーなので、カロリーオフのこんにゃくゼリーや旬のフルーツなどがおすすめです。
② 運動
切迫流産・早産などの心配がなく、医師から妊娠経過に問題がないと言われていれば、毎日運動をする習慣をつけましょう。普段の歩く速さより少し早歩きを意識して、30分〜1時間ぐらいのウォーキングをしたり、家の中でのスクワットも良いでしょう。
また、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなど、普段の生活の中に積極的に運動を取り入れていきましょう。
※当院では16週から「マタニティーヨガ」「安産教室」を行っています。
おうちトレーニングの参考にもなるので、おすすめです!
【まとめ】
体重コントロールは、安産や妊娠前の体形維持にとって、とても大切です。また、毎日運動をすることで、お産に必要な体力もつけることができます。そして、何より出産の時を無事に迎えられるようにするための第一歩です。
元気でかわいい赤ちゃんに会えるその日に備えて、自分のペースで体重を上手くコントロールしていきましょう!