バースプラン
出産から産後に関する計画を【バースプラン】と言います。
当院では36週の妊婦健診時に
助産師がバースプラン用紙を確認させていただいています。
今回はその詳細についてご紹介いたします。
① 誰が考えるの?
→ 妊娠30週以降に受講するベルママクラス後期の内容を基に、
妊婦さんとご家族で考えていただきます。
教室内(ベルママクラスを受講されない方はフロント)で
バースプラン用紙をお渡ししますので、
36週の妊婦健診までにフロントにご提出ください。
② 何で書くの?
→ バースプランを立てることで、
お産やその後の育児に対する心の準備ができます。
初産婦さんは出産や育児のイメージをより具体化することができ、
また経産婦さんは前回の経験を踏まえ
納得のいく出産に近づけることができます。
また、スタッフが妊婦さんの想いを共有することで、
満足のいく出産、育児ができるよう
サポートさせていただくことができます。
③ 何を書くの?
→ 分娩時の医療介入(陣痛誘発剤や促進剤使用の有無、計画出産、無痛分娩など)、カンガルーケア、ご家族の立ち会い、授乳の希望など、いくつかの項目について丸付け方式で記入していただいています。また、お産に対するイメージや想いを記載していただき、自由記載欄もあります。ご希望がありましたら、自由記載欄にご記入ください。
④ 自由記載欄には何を書けばいいの?
→ 「血液が苦手だから見えないようにしてほしい」
「分娩の立ち会いは夫だけにしてほしい」
「フリースタイルで出産したい」
「1日早く退院したい」(経産婦)
「進行状況を詳しく知りたい」
「痔が悪化しないようにしてほしい」
「胎盤がみたい」
「母児同室(または別室)がいい」など。
不安に思っていることやささいなことでも構いません。
何かありましたら、遠慮なくご記載ください。
納得のいく出産をするために必要なものの一つは『主体性』です。
スタッフはアドバイスさせていただいたり、サポートしたり、
医療行為を施すことはできますが、
決定権は妊婦さんご自身にあります。
ですが、出産は1人で乗り越えるものではありません。
バースプランをご家族と一緒に考え、
「頑張って出産しよう!」「こんな出産がしたい」
という気持ちを共有しましょう。
様々な制約があり、考えていたバースプランの内容が達成できないこともありますが、皆さまに納得していただける出産、入院生活を送っていただけるよう、当院スタッフが全力でサポートさせていただきます。