赤ちゃんに必要な『ビタミンK』のお話

    ビタミンKってなに?

    人が生きていくためには、3大栄養素である『炭水化物・タンパク質・脂質』の他に、たくさんの栄養素が必要です。

    そのたくさんの栄養素の中の1つに『ビタミン』があり、その種類はなんと、13個もあります。今回は、ビタミンの中でも赤ちゃんとって重要な『ビタミンK』についてお話しします。 

    ビタミンKの働きはとは?

    ビタミンKが不足すると起こりやすい症状は?

    どうして赤ちゃんにビタミンKが必要なの?

    ビタミンK2シロップ予防投与法の現状と今後の方針

    2018年に日本小児科学会新生児委員会が行った調査では、

    と、産院によってばらつきがあることが分かりました。
    しかし、別の調査により3回法よりも『3ヶ月法』がビタミンK欠乏性出血症の予防効果が高いという結果が報告されています。
    欧米でも『3ヶ月法』を採用している国が多く、日本でも『3ヶ月法』の推奨が提言されています。

    お家でのいろいろな飲ませ方

    最後に

    ビタミンK欠乏性出血症の症状として、下血(便に血が混じる)があります。
    また、先天的に肝胆道系に障害がある、ビタミンK欠乏性出血症を起こしやすく、症状として白っぽい便が出ます。

    胆道閉鎖症の早期発見のために、いつもと違う色の便が出た時は、母子手帳の便色カード」で確認し、その時出た便が分かるよう写真に残しましょう。
    また、必要な場合は、早めに医師に診てもらいましょう。